「 Paul McCartney Visits Japan 」
ポールマッカートニー(74歳)が4/25〜30日まで2年ぶりにやって来る。
最近では、2013年、2015年と今回と、2年ごとの来日だ。なんでこんなにしょっちゅう・・・ん〜ちょっと来すぎ?!。
当然のごとく、2年ごとじゃ盛り上がりに欠けて来る気がする。多分。
そんなことを言いながら、私はビートルズの中では、ポールが大好きだ。ジョンレノンの方が伝説化されたこともあり、人気が高い気がするけどポールのメロディーラインの美しさは、誰がなんと言おうと素晴らしい。
私とビートルズとの最初の接点をはっきりと覚えている。中学3年生の夏、8月の熱い深夜12時頃だったと思う。あのピアノの旋律、ポールの「Let It Be」がラジオから流れてきた。
「えっ?何この曲、誰?。いい曲・・」日本の曲しか知らなかった私の体の中に、ス〜っと自然に染み込むメロディーは正に黒船襲来だった。私が初めて海外の曲、しかもビートルズを意識した瞬間だった。
ジョンもいい曲がいっぱいあるし、ジョージの名曲も素晴らしい。リンゴのカントリーっぽい曲も大好きだ。でも私の体は、やっぱり「Let It Be」を初めて聞いたあの瞬間の衝撃から、ポールのメロディーラインの虜になっているようだ。
そして、そこまで言いながら、一度もポールのコンサートへは行ったことがない。今回も残念ながら予定がない。正直に言うと、私はロックコンサートの縦ノリが苦手なタイプだ。
椅子に座ってちゃんと、じっくりと聞きたいタイプなのに、周りが次々と縦ノリになって来る・・兄ちゃんのケツしか見えない。挙げ句の果て「ノリが悪いんじゃない?!」なんてトドメの一言を言われながら、仕方なく立ってしまう。
これじゃ、家でCD聞いてる方が私には向いてるようだ。しかしポールも74歳、毎年「日本でのコンサートは最後かも・・」なんて煽られて、気にはなっているのは確かだ。
今日も改めて、「Let It Be」を聞いてみた。やっぱり・・初めて聞いた少年の頃の、自分の部屋の机とあの雰囲気が蘇って来る。将来のことなんか何も考えてなかった、あの15歳の熱い夏。平和だった。
Paul McCartney
イギリス ミュージシャン
元Beatles
1942年6月18日生
更新日:'17.4/17